マルチエアコンの電気代は高い?個別エアコン(1対1)とのランニングコスト比較
「今のマルチエアコン、なんだか電気代が高い気がする…」
「買い替えの時期だけど、普通のエアコン2台にするのとどっちがお得なんだろう?」
1台の室外機で複数の部屋を快適にできるマルチエアコンですが、機器の入れ替え時期を迎えると、ランニングコスト(電気代)と初期費用のバランスで悩む方が非常に多いです。
この記事では、マルチエアコンの電気代が高くなりやすい理由と、個別エアコン(1対1の通常のエアコン)へ乗り換えた場合の具体的なコストシミュレーションを解説します。買い替えで失敗しないための判断基準として、ぜひお役立てください。
1. なぜマルチエアコンの電気代は高くなりやすいのか?

結論から申し上げますと、使い方によっては最新のマルチエアコンであっても、個別エアコンより電気代が割高になるケースがあります。
その理由は「室外機のパワー」にあります。
マルチエアコンの室外機は、2部屋〜3部屋を同時に冷暖房できるだけの大きなエンジンを積んでいます。そのため、「夜に寝室の1台だけを弱く動かしたい」という場面でも、大きな室外機を稼働させる必要があり、個別エアコンに比べてエネルギー効率が落ちてしまうのです。
逆に、日中も夜もすべての部屋で常にエアコンを同時稼働させているご家庭であれば、電気代の差はそれほど大きくなりません。
2. 【シミュレーション】マルチエアコン vs 個別エアコン

実際に、10年以上前の古いマルチエアコン(2室用)から買い替える場合、トータルコストにどれくらいの差が出るのか比較してみましょう。
※6畳用×2部屋を想定した、あくまで目安の金額です。
| 比較項目 | ①最新のマルチエアコンへ交換 | ②個別エアコン2台へ切り替え |
|---|---|---|
| 月々の電気代イメージ | 以前より下がるが個別よりは高め | 大幅に下がる(最も省エネ) |
| 機器代+工事費(目安) | 30万円〜40万円 | 15万円〜25万円 |
| 故障時のリスク | 室外機故障で全室ストップ | 1台ずつ独立しているため安心 |
ご覧の通り、機器本体の価格も普及率の高い「個別エアコン」の方が圧倒的に安いため、初期費用と毎月の電気代を合わせたトータルコストでは、個別エアコンへ切り替える方がお得になるケースがほとんどです。
3. 個別エアコンへ移行する場合の「最大の壁」

コスト面ではメリットだらけに見える個別エアコンへの切り替えですが、実は「工事ができない(または高額になる)ケース」が存在します。ここがマルチエアコンからの買い替えで最も注意すべきポイントです。
室外機の置き場所問題
個別エアコンにする場合、室内機の数だけ室外機を置くスペースが必要です。マンションのベランダなどでスペースに余裕がない場合、2段置き用の架台を設置するなどの工夫が必要になります。
専用コンセントの有無
マルチエアコンは室外機側に電源が来ていることが多く、各部屋の室内機付近に「エアコン専用コンセント」がない場合があります。その場合は、分電盤(ブレーカー)から新たに電気配線を引く電気工事が必須となります。
隠蔽配管(壁の中の配管)の場合
新築時に配管を壁の中に埋め込んでいる(隠蔽配管・先行配管)場合、その配管をそのまま新しい個別エアコンに流用できるかどうかの判断は、非常に高度な専門知識を要します。量販店などでは「隠蔽配管からの切り替えはお断り」となることも珍しくありません。
4. 迷ったらプロの「無料診断・お見積り」をご活用ください
「うちは個別エアコンに切り替えられる環境なのかな?」
「結局、どちらの見積もりも見てから決めたい」
そうお考えの方は、ぜひ当店へお気軽にご相談ください。
お電話、または当サイトの「お問い合わせフォーム」より現状をお知らせいただければ、個別エアコンへの切り替えが可能かどうか、概算の費用はいくらかなど、スムーズにお答えいたします。
お問い合わせの際は、以下の情報をお分かりになる範囲でお伝えいただくか、フォームに写真を添付していただくとより正確なご案内が可能です。
- 現在の室外機の設置場所(ベランダ、屋根の上など)
- 各お部屋の「エアコン専用コンセント」の有無
- 配管の状況(隠蔽配管かどうかなど)
マルチエアコンの交換や隠蔽配管の工事は、専門的な技術を持つ施工店に任せるのが一番安心です。ご相談や相見積もりだけでも大歓迎ですので、まずはお気軽にお問い合わせください!