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コラム

店舗・オフィス用マルチエアコン(ビルマルチ)と家庭用マルチの違いと選び方

マルチエアコン
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店舗・オフィス用マルチエアコン(ビルマルチ)と家庭用マルチの違いと選び方

ひらめき コツ

「新しくカフェをオープンするけれど、空調は家庭用の大きいやつでいいのかな?」 「オフィスのエアコンを入れ替える際、ビル用マルチと家庭用マルチの見積もりで迷っている」
店舗やオフィスのオープン、またはリニューアルにおいて、空調設備の選定は初期費用やその後の電気代を大きく左右する重要な決断です。1台の室外機で複数の室内機を動かすマルチエアコンには、大きく分けて「業務用(店舗・オフィス用マルチやビル用マルチ)」と「家庭用」が存在します。
この記事では、小規模店舗やオフィスの管理者様へ向けて、業務用マルチと家庭用マルチの決定的な違いと、ビジネスの規模や用途に合わせた失敗しない選び方をプロの視点でコンサルティングいたします。

決定的な違い1:耐久性と連続運転を想定した「パワー」

家庭用マルチエアコン ご家庭での朝晩の使用や、休日の稼働を想定して作られています。そのため、飲食店や美容室などで「朝から晩まで、夏場はフルパワーで毎日稼働し続ける」といった過酷な使い方をすると、設計上の想定を超えてしまい、数年でコンプレッサー(室外機の心臓部)が寿命を迎えて故障するリスクが高まります。
店舗・オフィス用マルチエアコン(ビルマルチ) 24時間365日の連続運転や、人の出入りが激しい環境でのフル稼働を前提に設計されています。部品の一つ一つが非常に頑丈に作られており、過酷なビジネス環境でも長期間安定して冷暖房を提供できる耐久性が最大の強みです。

決定的な違い2:電気代を左右する「電源(三相・単相)」の違い

電気代

 

 

店舗運営において最も気になるのが毎月の電気代(ランニングコスト)です。
家庭用マルチエアコンは「単相(100V・200V)」という一般家庭用の電気を使用します。 一方、業務用のマルチエアコンの多くは「三相200V(動力)」という業務用の電気契約を使用します。
動力(三相200V)は基本料金が少し高めに設定されていますが、使用量に応じた電気代の単価が家庭用よりも安く設定されています。そのため、日中ずっとエアコンをつけっぱなしにするオフィスや店舗の場合、業務用マルチエアコンを導入して動力契約にした方が、トータルの電気代が圧倒的に安くなるケースがほとんどです。

決定的な違い3:配管の長さと設計の自由度

露出配管

家庭用マルチエアコンは、室外機から室内機までの配管の長さに厳しい制限があります(概ね数十メートル以内など)。
業務用(ビル用マルチ)は、配管を数十メートルから100メートル以上伸ばすことができ、1階に室外機を置いて3階や4階のオフィスに室内機を設置する、といった建物を丸ごとカバーする大規模な空調設計が可能です。また、1つの巨大な室外機に対して数台から十数台の室内機を繋ぐこともできます。

規模と業種別!最適なエアコンの選び方

説明

では、実際にどちらを選ぶべきでしょうか。以下の基準を参考にしてください。

ケース1:個人経営の小さなサロンや事務所

ワンフロアで従業員数名、お客様の出入りもそこまで激しくなく、熱源もない環境であれば、初期費用を抑えられる「家庭用マルチエアコン」や「家庭用の大型壁掛けエアコン」で十分対応できる場合があります。

ケース2:飲食店・美容室・クリニック

火を使う厨房がある飲食店、ドライヤーを多用し薬品のニオイがこもる美容室、常に一定の温度管理と換気が必要なクリニックなどは、迷わず「店舗・オフィス用の業務用マルチエアコン」を選んでください。家庭用では全く冷えないというクレームに繋がり、お客様の満足度を大きく下げてしまいます。

ケース3:複数の部屋がある中規模オフィス

会議室、執室、社長室など複数の部屋を個別に温度管理したい場合は、「ビル用マルチエアコン」が最適です。使っていない部屋だけを個別にオフにするなど、細やかな運転制御ができ、無駄な電気代をカットできます。

店舗・オフィスの空調設計はプロにお任せください

「うちの店舗の広さと業種なら、どちらを選ぶのが一番コストパフォーマンスが良い?」 「初期費用と数年間の電気代のシミュレーションを比較してみたい」
ビジネス向けの空調選定でお悩みの方は、テナント契約や内装工事が本格的に始まる前に、ぜひエアコンテンポスへご相談ください。
お電話、または当サイトのお問い合わせフォームより店舗の広さや用途をお知らせいただければ、空調専門のプロがお客様のビジネスに最適な機種とシステムをご提案いたします。また、条件が合えば「省エネ補助金」などを活用して初期費用を大幅に抑えるご案内ができる場合もございます。
お問い合わせの際は、店舗やオフィスの図面(レイアウト図)をお送りいただけますと、より正確な空調設計とお見積りが可能です。ビジネスを成功に導く快適な空間づくりは、豊富な施工実績を持つエアコンテンポスに安心してお任せください!

この記事の著者
エアコン総合アドバイザー 上田 雄一郎

エアコン総合アドバイザー / 空調設備士

上田 雄一郎

空調業界で10年以上のキャリアを持つ。エアコンの機種選定に関する相談から、難易度の高い設置工事、急なトラブルへの修理対応までをワンストップで手掛ける「現場を知り尽くした」専門家。これまでに施工・修理した台数は累計1,500台を超え、個人の住宅から店舗まで幅広く対応。単に機器を取り付けるだけで無く、住宅構造や電気効率を考えた「10年後も後悔しない設置」を信念としている。現在はその経験を活かし、失敗しないエアコン選びのコツを発信中。

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