営業時間 10:00〜18:00

電話アイコン 03-5341-4644
コラム

隠蔽配管工事の見積もりが他社より10万円高い?「手抜き工事」と「適正工事」の差

「量販店では『標準工事費込み』と言われたのに、専門業者に見積もりをとったら総額が10万円も高かった」 「A社は3万円でやると言っているのに、御社はなぜそんなに高いの?」
壁の中に配管が埋まっている「隠蔽配管(いんぺいはいかん)」のエアコン交換において、見積もり金額に数倍の開きが出ることは珍しくありません。 お客様からすれば「ボッタクリではないか?」と疑いたくなるのも無理はありませんが、この金額差には明確な理由があります。

それは、「見えない配管のリスクを処理する工程」が含まれているか、それとも「見えないことをいいことに無視するか」の違いです。

隠蔽配管工事における「手抜き工事(安さの秘密)」と、家の資産価値を守る「適正工事(高さの理由)」の違いについて、包み隠さず解説します。

安い業者は「ただ繋ぐだけ」

他社より圧倒的に安い業者の工事内容は、非常にシンプルです。 「古いエアコンを外して、新しいエアコンを古い配管にそのまま繋ぐ」。これだけです。

一見問題なさそうですが、これは「ロシアンルーレット」のようなものです。 前のエアコンがなぜ壊れたのか(コンプレッサー焼き付きなど)を確認せず、配管の中に残っている「汚れたオイル」や「金属粉」をそのままにして新しいエアコンを接続します。

運が良ければ動きますが、運が悪ければ試運転から数分〜数ヶ月で新しいエアコンの心臓部が詰まり、全損します。 当然、メーカー保証は「施工不良(配管洗浄不足)」として適用されません。これが「安物買いの銭失い」の典型例です。

高い見積もりに含まれる「3つの必須工程」

3つ

一方、適正価格(高い見積もり)の業者は、以下の工程に手間と機材を投入しています。これが10万円の差になります。

1. 配管洗浄(内部クリーニング)

これが最も重要で、コストがかかる工程です。 特殊な洗浄液や窒素ガスを使い、配管内部に残った古いオイル、スラッジ、水分を徹底的に洗い流します(フラッシング)。 これにより、配管を「新品同様のクリーンな状態」に戻してから接続するため、故障リスクをゼロにできます。

2. 耐圧試験(ガス漏れチェック)

「壁の中の配管に穴が開いていないか?」 安い業者は「たぶん大丈夫だろう」で進めますが、適正業者は窒素ガスを高圧で封入し、圧力が下がらないかをテストします。 もし壁の中でネズミがかじって穴が開いていたら、そこからガスが漏れ続け、エアコンは一生冷えません。この確認作業を省くことは、プロとしてあり得ません。

3. 排水(ドレン)テストと断熱処理

壁の中での水漏れは、家の柱を腐らせる大事故に繋がります。 水を流して排水を確認するのはもちろん、接続部分が結露しないよう、標準よりも分厚い断熱材や防湿テープで厳重に処理します。見えない場所だからこそ、過剰なほどの安全策をとるのです。

「安さ」の代償は、エアコンではなく「家」が払う

 

もし、手抜き工事で壁の中の配管からガス漏れや水漏れが起きたらどうなるでしょうか?

  • 壁を壊して配管をやり直す(リフォーム工事)
  • カビだらけになった断熱材や石膏ボードの張り替え

その修理費用は、当初の「差額10万円」どころではありません。 隠蔽配管の再利用工事において、安さを追求することは、「家の寿命を縮めるリスク」を自分から買いに行っているのと同じです。

まとめ:見積もりの「中身」を聞いてください

金額の安さだけで業者を選ぶ前に、ぜひこう質問してみてください。

  • 「配管の中の洗浄は行いますか?」
  • 「もし壁の中でガス漏れしていたら、どうやって保証してくれますか?」

この質問に口ごもる業者なら、その見積もりは破棄した方が賢明です。 当店のお見積もりは、決して安くはありません。しかし、それはお客様の大切な家と、新しいエアコンを10年以上守り抜くための「保険料」を含んだ適正価格です。 「一度工事したら、もうトラブルには悩みたくない」という方は、ぜひ当店にお任せください。

関連記事