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寝る前に水を飲むだけで健康になれる!?
普段から何気なく飲んでいるものと言えば、『水』ですね。よく『朝、コップ1杯の水を飲むと良い』と言われていますが、実は『夜、寝る前に水を飲む』ことも重要になります。『トイレが近くなりそう』って思っている貴女、この記事を見ればどれだけ大切なものかが解ります。では、詳しく解説していきましょう。
目次
1. 脱水症状
私達、人間は汗をよくかきますね。しかし、寝ている時も汗をかいているのです。睡眠というものは眠りが浅くなる『レム睡眠』から眠りが深くなる『ノンレム睡眠』に分かれており、レム睡眠とノンレム睡眠は約3時間間隔で交代します。この時、レム睡眠からノンレム睡眠に変化する時に、体内では体温を下げる為に汗をかくのです。
運動した後は体温を下げる為に沢山汗をかきますよね?それと全く同じことが言えるのです。睡眠中にかく汗の量は『約コップ1杯』と言われています。睡眠中にこの量が失われるということは、体の中で『脱水症状』を引き起こしている可能性が高いのです。
2. 血液疾患
また、睡眠中に水分が失われると、血流が悪くなってしまいます。そうなると、血液がドロドロした状態で体内を駆け巡るのです。ドロドロの血液は血管を詰まりやすくさせます。血管が詰まるとどうなるかと言うと・・・『脳梗塞や心筋梗塞』にかかりやすく、死に至らせるのです。
3. 安眠を妨げる
脱水症状を起こすと、人間は目が覚めやすくなります。その為、質の悪い睡眠になってしまい、安眠効果が得られません。その為、朝起きた時の目覚めが悪くなり、いつまでも布団の中に入っていたいと思ってしまうのです。
4. 疲れやすくなる
体内で水分が足りていない状態にあると、血液の流れが悪くなるばかりか、体の疲れを取ってくれる『成長ホルモン』の分泌も出来なくなってしまいます。血流が悪いと体内の毛細血管まで血液が行き渡らなくなり、細胞やホルモンの働きを阻害してしまう為です。
ノンレム睡眠の間に成長ホルモンが分泌されやすいと言われています。汗をかいている状態で成長ホルモンが分泌されないとなると、脳が勝手にレム睡眠へと導いてしまいます。レム睡眠は体を休息させていますが、脳の働きは活発です。その為、安眠効果が得られず、疲れやすい体になります。
5. ダイエットに最適
寝る前に水を飲むだけでも、ダイエットは出来ます。『水太りしちゃいそう』って思ってしまいますが、体内で水分が充分な状態にあると、血流が良くなるので『新陳代謝』が上がります。新陳代謝が上がるということは、ダイエットに繋がるのです。
6. 危険な時間帯を知ろう
『血圧は朝測った方が良い』という事をご存知でしょうか?なぜならば、明け方が一番血液が上がっている状態なのです。というのも、明け方から朝にかけてノンレム睡眠からレム睡眠に切り替わります。そうなると、体温が上がります。血液の流れも活発化し、血管が必死に流れようとします。血液が流れようとする圧力の事を血圧と呼んでいますが、体内が水分不足になっている状態にあると血管が詰まりやすくなり、それを無理やり流そうとする為、圧力が更にかかります。その結果、朝起きた時が一番血圧が高くなるのです。運動した時や食事をしている時でも血圧は上がりますが、それとは全く別物です。
そして、ノンレム睡眠からレム睡眠に切り替わる時は、体内が活発になります。水分不足でドロドロした血液が体内を駆け巡り始めます。そうなると、脱水症状だけではなく、脳疾患や心疾患を招きやすい状態にあるのです。『昨日までは元気だったのに、朝になったら・・・』という方はこのことが原因とも言われています。水分不足に陥った体が一番危険と言われている時間帯は『明け方から朝にかけて』と覚えておいて下さい。
7. 美容にも効果バツグン
寝る前に水を飲むと、体内の水分が蒸発されにくくなりますが、暖房や冷房をかけて寝ていると、余計体の水分が逃げてしまいますね。そうなると、肌が乾燥しやすくなります。つまり、『乾燥肌や敏感肌』になりやすいのです。
『加湿器を付けているからOK!』と思っていても、体内の水分が充分な状態でないといけないのです。肌は体内の細胞が活性化してくれないと、綺麗な状態を保てません。つまり、加湿器は『意味のない物』ととらえた方が良いでしょう。水を飲んで寝ると、体内の血流も増えます。そうすると、細胞が活性化してくれます。勿論、肌を作っている細胞も活発化してくれるので、綺麗な肌をキープ出来るのです。
そして、疲れは顔にも影響します。クマが出来やすくなったり、メイクのノリもイマイチだったりと、色々な影響を及ぼします。
8. 水でなければダメ
寝る前に飲む飲料は『水』でなければいけません。アルコール類やコーヒーは利尿作用があるため、余計に体内の水分を逃してしまいます。利尿作用があるということは、トイレに行く回数が増えるだけではなく、肝臓や膀胱(ぼうこう)等の健康も維持出来なくなります。その為、重篤な病気を招きやすいのです。
ですので、一番手に入りやすい『水』が一番です。スポーツ飲料でも良いのですが、塩分や糖分の摂り過ぎになってしまいます。水が一番ベストです。
9. 適温を守ろう
『水だったら冷たい水もOK?』ではありません。キンキンに冷えた水では、冷え性になってしまうどころか、体温が下がる為、体温を上げなければと脳が感じてしまいます。その分、余分なエネルギーを使ってしまうのです。
ですので、冷蔵庫から取り出して水滴が付かなくなる程度まで水の温度を上げておくのがベストです。そして、寝ている時に喉が渇いたと思った時の為に枕元に水を置いておきましょう。コップに入った水でもかまいませんし、万が一の為にペットボトルに入った水を用意して下さい。コップに入った水ですと、寝相が悪い方だとこぼしてしまうかもしれませんしね。
10. 飲み過ぎも注意
寝る前の水はコップ1杯で充分です。寝ている時に汗をかく量は約コップ1杯なので、それを目安にして下さいね。しかし、飲み過ぎてもいけません。寝る前にがぶ飲みしてしまうと、代謝が追いつかなくなり、かえってむくみの原因となってしまいます。
しかし、一気飲みもよくありません。こちらも一気に体内に水が入ってしまうため、代謝が追いつかなくなります。ゆっくり、水の味を確認しながら飲んでいくのがベストです。そして、アルコール類を飲んだ後は少し多めに飲んで下さい。アルコール類は利尿作用がありますので、水分不足を招いてしまいます。
さいごに
いかがでしたか?この様に寝る前に水を飲む・飲まないによって、健康体になれるかが鍵になってきます。ご家族の方にもこのことは話してみて下さい。皆さんも毎日、水を飲む習慣を付けて下さいね。
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